代表挨拶
外食産業は人と人、こころとこころが触れ合う笑顔あふれる素晴らしい産業です。
IT企業の会社員を脱サラし、一転して飲食店の開業という右も左もわからない場所からスタートし、
試行錯誤し続けるなかで、外食産業のもつ懐深い魅力に、深く魅了されてまいりました。
かたや、劣悪な労働環境や食の安心安全を脅かす事件など、産業として解決すべき問題が山積しています。
我が社はそんな外食産業において、ビジョンと戦略と情熱をもって積極果敢に事業活動を継続し、
ITを積極的に活用・開発し、
少子高齢化に伴う内需産業の縮小といった時代の大きな課題に挑戦し、
地域、国家へ経済的な貢献をすることが、企業としての意義の一つだと考えております。
お客様のお腹を満たすだけではなく、
お客様のこころを満たし、
従業員のこころを育て、
こころに笑顔を咲かせる外食IT企業として、事業活動を進めてまいります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

「人財」についての考え
弊社では、
規格や数値といった、理論的な要素
笑顔や情熱といった、実践的な要素
この2つをバランスよく併せ持つ人財を理想像としております。
OJTとOFFJTを繰り返しながら、
外食事業を理論的に理解して推進し、
ITを活用・開発でき、
サービス業としての笑顔や情熱を具現化できる人財を育成すべく
体系立てた『人財育成』を行って参ります。
原点
「会社やめて、飲食店やらないか?」
「やろう」

2005年夏の終わり、伊豆の白浜からほど近くの
多々戸浜ビーチを訪れていた2人の男が車中で交わした会話です。
こうして、私と佐藤(現副社長)の、そして株式会社こころ 果てしない夢への道のりがスタートしたのです。
2006年春、32歳になってまもなく会社を辞めました。
「飲食店をやりたい」と上司に理由を説明した時、苦笑いされました。
昨今では、脱サラ、独立開業はさほど珍しい話ではないかもしれません。
しかし、いざ自分がその場面に立つと、今までとこれからのキャリアや収入が絶たれる現実、社会のレールから外れるのではないかという感覚とそれに向き合う恐怖は今でも忘れません。
とにかく、大手IT企業から、未経験の飲食店開業という転身をすべくまさにイバラの道を歩み始めました。
準備期間を1年と定め、佐藤と分担してあらゆるジャンルの飲食店を掛け持ちしながら働きました。
鉄板焼き屋、イタリアンレストラン、和食居酒屋等々、また魚の捌き方を覚えるために、スーパーの鮮魚売り場でも働きました。鮮魚関係の職人さんとの交流は、それまでの自身の人間関係とはあまりに違う世界で、衝撃的なカルチャーショックを受けたのを覚えています。
とにもかくにも、1年の準備期間で出来る限りのノウハウを集め、市場調査を行い、それを自分たちの事業計画書にまとめ、貯金と融資で資金調達をし、念願のお店をオープンへとこぎつけました。
2007年8月、オープンの日、
美味しそうに料理を頬張るご家族や笑顔で談笑するカップル、ワイワイと賑やかに盛り上がる店内にありながら、一瞬フッと音が聞こえなくなり、「飲食店は、なんてお客様の喜びや幸せが近い仕事なんだろう。こんな場所を自分たちが作ったんだ」と、溜まっていくオーダー伝票を尻目に、涙が出そうになりながら一人で感動していたのを、 昨日のように覚えています。
そしてあれから数年が経ちました。
苦しい場面もありました。
もう駄目だと思った時も何度かあります。
妻には多大な苦労をかけたと思います。

しかしながら、山あり谷ありとはいえ、谷底に落ちることなくここまでやってこれたのは、数多くの方々に支えられながら、会社のため、社員のため、家族のためにと考えながら佐藤と前に進み続け、そして沢山の方々に支えていただいたお陰だと、深く思います。

現在総従業員が100名を超える規模になりました。
私と副社長のたった2人の夢が、沢山の仲間を加えた壮大な夢になってまいりました。
これからも50店舗、100店舗と店舗展開を進め、前に上に進み続ける計画でおります。
飲食事業に従事する人は、この国の全従業者数の7%を占めると言われています。100人に7人がこの業界で仕事をしているという、非常に大きな雇用を創出する産業です。
飲食事業を拡大させて店舗を増やすことにより、結果として設備投資を増加させ、雇用の創出と納税を増大させることにより、地域社会、さらにはこの国の経済活動へ貢献できると強く信じています。
ご存知のとおり、日本は世界でも例のない、少子高齢化社会に先進国で最も早く直面する国だといわれます。
飲食業界のみならず、流通サービス業そして、日本経済、社会が試練に面するのは遠くない将来であると、経営者として強い危機感を持っています。
しかしながら、この国には世界に誇れる文化と技術と経済があるというのを長い歴史が証明しております。
その歴史を作ってきた「武士道」と「大和魂」が現代の日本人にも残っていると信じて疑いません。
そして私自身が日本人であることに強い誇りをもっております。
飲食サービス事業に従事する者として、この国の持つものに敬意をはらい、 国内のみならず世界中へ、優れたこの日本文化や技術を広めるべく邁進していこうと決意している次第です。
会社が次第に大きくなり、事業、ビジネスとしての色合いも確実に濃くなってきています。
しかしながら、私達こころグループは笑顔と元気で、お客様のこころを満たすお店づくりを基本的な考えとして忘れず、 地域社会、そしてこの国を元気に明るくできる、
「こころに笑顔を咲かせる外食IT企業」
を目指し、積極果敢に前へ進んでまいります。
初店舗オープン時の感動を原点に、
そしてあの時よりも増えた知識と知恵と経験と、そして増えた家族と、そしてより多くの仲間と共に。

代表取締役
株式会社こころ

経営者略歴

代表取締役社長 渡邉 一博
KAZUHIRO WATANABE
1975年4月
広島県広島市生まれ
1991年4月~1994年3月
広島私立修道高等学校
1994年4月
早稲田大学理工学部入学
1997年3月~1998年2月
Pacific Gateway International College(カナダ)在籍(TOEIC810点を取得)
1999年3月
早稲田大学理工学部卒業
1999年4月~2006年7月
日本オラクル株式会社(東証一部上場)に在籍
3年間のITコンサルタントおよび4年間のセールスコンサルタントとして勤務。 主に省庁、独立行政法人、大手通信会社を担当し、営業戦略立案~営業活動に従事し、 マーケティングやビジネス推進のスキルを習得する。
2007年8月
創業し現在に至る

代表取締役副社長 佐藤 充晃
MITSUAKI SATO
1975年8月
静岡県静岡市生まれ
1991年4月~1994年3月
静岡県立静岡高等学校
1994年4月
早稲田大学理工学部入学
1998年3月
早稲田大学理工学部卒業
1998年4月~2006年9月
日本IBM Systems Engineeringに在籍
8年間システムエンジニアとして勤務。 主にプロジェクトを管理するリーダの業務に携わる。 スケジュール管理/リスク管理/人員管理などのスキルを習得する。
2007年8月
創業
2017年3月
株式会社 静岡喜八廊 代表取締役社長に就任
現在に至る